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歴史と文化
東北最古の焼き物の秘境、会津本郷。 多様な創り手の、一貫した想い。
会津本郷、瀬戸町。昭和の町並みが残るメインストリート、瀬戸町通りから分かれる細い道々に、13の窯元が点在しています。立ち並ぶ民家に溶け込んでいる窯元。訪れる人は、窯であることに気付かずに通り過ぎては笑いながら後戻り。時間と空間を行き来するような、迷路のような会津本郷焼の窯元巡りを楽しんでいます。
会津本郷焼。東北最古で、全盛期は100を超える窯元があった焼き物の産地としては、あまりに知名度が低いかもしれません。会津という肥沃な盆地にあったために、地域内での需要で十分だったことと、自らの作品を売り込むことを避ける会津人気質が、会津本郷を焼き物の秘境とならしめたのでしょう。
そんな知る人ぞ知る会津本郷焼の面白さは、13の窯元それぞれの個性の豊かさ。陶器と磁器が同時に作られること自体、産地としては珍しいものですが、さらに、本郷焼と総称してよいものか迷ってしまうくらい、作風も、方向性も、考え方も多種多様なのです。しかし今、それぞれの窯元が、会津本郷焼という稀有な産地を残すべく、ともに手を取り合っています。
多様な創り手の、一貫した想い。それが、会津本郷焼です。 作風の違う各窯元が、伝統と歴史、そして時代性を取り入れて創り出した品々を集めました。創り手の想いを添えて。
会津本郷焼窯元
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